今のマカオは「月餅」、「月餅」、「月餅」だらけ・・・
どこのホテルやレストランにいっても「月餅」を売っている。
そう、中秋節が近づく頃、マカオでは親しい人やお世話になっている人、お付き合いのある会社などに「月餅」を贈ることが多い。(ま~、日本でいうお中元みたいなものかな?)
実は、中国人にとって、旧暦の8月15日は、中国の新年に次いで重要な年中行事だそうです。
マカオの『中秋節』では、今でも家族揃ってご飯を食べたり、「月餅」を食べたりしているよ~
丸い形の「月餅」が多いのは、家族円満を表わしているとも言われているみたい。
大昔の中国では旧暦8月15日に、家族でお月様を見る習慣があったみたい。特に中国南方、福建・湖南・広東が「月餅」の起源地と言われており、9~10世紀頃から始まったと言われている。
これを機にちょっと「中秋節」と「月餅」について調べてみた♪
【月餅の誕生物語】
色々あるみたいだけど、一番有名なのは「嫦娥奔月」嫦娥が月に昇る物語だそうです。
昔昔、中国にて10個の太陽が出現したという。その時、「后羿」という若い青年が、苦しんでる人々を助けようと、弓を使って9個の太陽を打ち落といわれている。ヒーローになった青年は、「嫦娥」と言う美しい女性と結婚をした。
ある日、青年が狩りから家に帰る途中、ある老人に出会いました。その老人は青年が人々を救ったことにすごく感謝し、不老不死の薬をプレゼントした。でも、この薬は1粒しかなかったので、青年は自分で飲まず、家へもって帰った。
その年の8月15日、青年が出かけている間に、妻が不老不死の薬を持っていることを知った「蓬蒙」という悪人が、妻の所へ行き、その薬を奪いそうになったので、彼女はそれを飲んでしまった。その直後、妻の体がだんだん軽くなって、そして、そのまま月へ飛んでいってしまった。狩りから帰ってきた青年は、その出来事を侍女から聞き、月まで妻を追いかけたくても届かなかった。
その夜の月は、格別に明るく輝いており、妻の嫦娥にとても似ていた。 青年は急いで庭に祭壇を作らせ、妻が普段よく好んで食べたお菓子や果物を並べさせ、月で自分を思っているであろう嫦娥を祭った。
そしていつしか世間にも青年の思いが伝わり、毎年8月15日に月を見る習慣が広まっていったとさ。
そして、今でも中国では、月に美しい妻・嫦娥=「月娘娘」が居ることが言われ続けている。。。
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